2008年10月11日土曜日

神との対話

DATE: 09/14/2008 23:07:41
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今、仕事で個人的に大きな問題を抱えている。

おれの仕事の業務としては、半分技術職、半分管理職といった位置づけだ。

技術者としての仕事は、ネットワークエンジニアの技術支援業務だが、
ネットワークエンジニアとして仕事している人の管理やサポートも兼ねているため、
技術支援で矢面に立って仕事する量は、管理業務を行っていない人に比べて少ない。

俺が管理している人については、
この1年間、自分のサポートにムラはあったけど、
自分なりにサポートしてきたつもりだし、その人の役に立ってきたと思っている。
(その人も俺を役に立っていると言ってくれてはいる)

ただ、俺が管理していない技術者が、
自分を管理している人が自分の役に立たないため、
管理という仕事そのものをなくしてほしいと主張している。

その人の主張では、
管理という仕事をなくせば、自分の仕事量の分を
俺と同じ立場の人間がその分をやることになるので、
自身の負担が少なくすることができる、というもの。

その仕事全体を管理している大本の人間も、
「あなた方は何を管理、サポートしているの?あなたの存在価値は何?」
と、同調している。

もともと、別の管理者で起きた問題が飛び火して、
自分の仕事そのものが否定されようとしている。

俺は正直くやしいし、腹が立つし、とても悲しい。


もともとクレームをだした人間に話を聞いてみた。

聞いてみたら、困ったことがあれば別の人が助けてくれるので
私にはあなた方の役割は必要ない、あなたは、あなたが管理している人に
どんなサポートをしているのかよく分からない、
でもあなたも全体のために----をやらなかった、とのこと。

数時間話したが、特に結論はでなかった。

家に帰って、自分が今までやってきたこと、やり損ねたことをまとめて
全体会議の際に発表することにした。

クレームを出した人は、我々のような立場の人間がいるせいで
自分が勉強するための時間がとれない、とも言っていた。

その時は、そうかなと思ったが、
後になってもし時間がとれても
この人は勉強しないんじゃないかな?とも思った。


でも、はっきりしたことは、
ただ自分のベストを尽くすしかないということ。

人が何を言おうが、自分で思ったことをやればいい。

ついつい、俺は人を批判しがちになるけど
今回、直接は関係ないはずなのに批判されて、身にしみた。

また、自分なりにやってきたことも
業務にかかわっていない人から見れば、何をやっているのか見えないから、
評価されない、ということ。

理不尽な評価をされていると思った時、
怒りに震え、殺してしまいたいと思うほど、深く傷ついている自分を見たこと。

そして管理業務の名のもとに
楽をしたがっている自分、この仕事をやりたくない自分が今もそこにいることに気づいた。


どうしてもこの問題を上手く自分の中で処理できない。

自分のベストを尽くせばいいと思っても、
自分を批判している人を思い出すと、沸々と怒りがわく自分を抑えられない。
今までやってきたことは、なんだったのだろう。
嫌なことをやり続けているのに、何でこんな仕打ちをうけなきゃいけないんだろう。
ほんとうは、別の仕事をやりたいのに、今もこの仕事を続けている自分をみつける。
仕事を辞めてお金を失うことが怖くて。なぜなら俺にはお金しかないから。


昔、読んで感銘を受けた本がある。

「神との対話」という本だ。

俺は今もだけど、自分の人生に悩み続けていたから
救いがほしかったから、この本にたどりついた。

今まで、なんとか自分の人生を好転させようとあがき続けてきた。

でも失敗続きだった。

恋愛もうまくいかず、仕事も周りから遅れをとっているように思えた。

別会社に飛ばされた時も、深く傷ついた。

今の仕事は、本当に好きになれなかったが
もう居場所がそこにしかなかったので、自分なりに努力した。

新たな職場は、半年後に厳しいものになった。
相談しづらい空気、相談したら嫌がられる空気で
いつも一人終電まで仕事をした。

もう何でもよかった。こんな苦しい人生をなぜやり続けなければいけないのか。

その時は、シルバーバーチの霊訓という本を読んで
自分を励ましていた。

そんなころ、ようやく仕事が認められ始めた。

でも、心は浮き上がらなかった。
仕事場で、何もされていないのに拷問を受けているように苦しんだこともあった。

その時つきあった女の子とも
仕事につかれ、週末に遊ぶ元気もなく、すぐに別れてしまった。

出口のないトンネルを歩き続けて「神との対話」を読んだ。

とても素晴らしい本だった。

一度、その考えから脱却しようとしたが、今また読み返している。


俺はだれなのか。

どうなりたいのか。


<終わり>

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