2008年10月11日土曜日

「自由からの逃走」における愛

DATE: 09/18/2008 00:23:43
-----
BODY:
今、フロムの「自由からの逃走」を読んでいる。

自由からの逃走 新版自由からの逃走 新版
(1965/12)
エーリッヒ・フロム日高 六郎

商品詳細を見る



まだ、序盤しか読んでないけど、
ざっくりとした内容は、以下のとおり。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

 現代人は様々な権威や共同体から自由になったのだが、
 その権威や共同体の庇護から離れてしまった為、
 個人は孤独、無気力、懐疑、不安にさいなまれてしまう。
 
 その苦しみから逃れるため、個人は以下2つの選択を持つ。
 
 1.自分を庇護してくれる強力な力を持った集団に所属すること

 2.愛と生産的な仕事によって、社会とつながりをもつこと


 なぜ現代人は、1を選択して「自由から」逃走するのか、
 本書では心理学的に考察する。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =


本の紹介が長くなったけど、
気になったのは、2の選択肢の「愛」って何だろうと
ふと思った。

本書では、人を愛することは受動的な感情じゃなくて
意志だと言っていると思う。

そういう意味で、今まで
俺は人を愛したことがあっただろうか?

たとえば、誰かが可愛い、好きだ、って愛だろうか。


            【今日の気づき】
 
        愛は自然に芽生える感情ではない。
        愛は完全に作為的な決定である。

0 件のコメント: