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ベーシックインカムという政治思想がある。
これは、すべての国民に生活できる所得を渡そうという考え。
この思想の革命は、
「働かざる者食うべからず」
という考えを真っ向から否定しているところ。
また、生活保護の考え方
「働けない人に生活を保障します」
とも真向から対立する考え。
ベーシックインカムは、色んな疑問を引き出す。
そんな制度はすぐに破たんするのではないか?
働かず、遊んでいる人に税金を差し出せるか?
働かなくても生活できたら、自分は働かなくなるだろうか?
働ける人と働けない人の境界線はあるのか?
人間はなぜ働くのか?
日本社会にとって、「働く」のは議論の余地のない「当たり前のこと」だ。
日本人にとって、そしておそらく世界のほとんどの人は
ベーシックインカムなど笑止千万で、議論する価値もないと考えるだろう。
しかし、その思想をすぐに捨ててしまうのはもったいない。
もし、お金のことを心配しなくてすむようになったら・・・
人間社会から少しずつでも不安と恐怖をやわらげていくこと、
それが人間を幸福にし、自由にするのではないだろうか。
ベーシックインカムについて、お勧めの本。
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