2008年10月11日土曜日

働かなくてもいい社会?

DATE: 09/13/2008 20:49:10
-----
BODY:
ベーシックインカムという政治思想がある。

これは、すべての国民に生活できる所得を渡そうという考え。

この思想の革命は、

「働かざる者食うべからず」

という考えを真っ向から否定しているところ。


また、生活保護の考え方

「働けない人に生活を保障します」

とも真向から対立する考え。


ベーシックインカムは、色んな疑問を引き出す。

そんな制度はすぐに破たんするのではないか?
働かず、遊んでいる人に税金を差し出せるか?
働かなくても生活できたら、自分は働かなくなるだろうか?
働ける人と働けない人の境界線はあるのか?
人間はなぜ働くのか?


日本社会にとって、「働く」のは議論の余地のない「当たり前のこと」だ。
日本人にとって、そしておそらく世界のほとんどの人は
ベーシックインカムなど笑止千万で、議論する価値もないと考えるだろう。


しかし、その思想をすぐに捨ててしまうのはもったいない。
もし、お金のことを心配しなくてすむようになったら・・・


人間社会から少しずつでも不安と恐怖をやわらげていくこと、
それが人間を幸福にし、自由にするのではないだろうか。


ベーシックインカムについて、お勧めの本。

自由と保障―ベーシック・インカム論争自由と保障―ベーシック・インカム論争
(2005/05)
トニー・フィッツパトリック武川 正吾

商品詳細を見る

0 件のコメント: