自分の身に起こってきたことをよく考えれば、
これをしたから劇的に何かが変わったということはなかった。
ごく当たり前のことをやって、ごく当たり前のことが起き続けてきただけだった。
この事実を直視する勇気が今までなかった。
物事を自分の都合のいいように解釈して、事実を歪曲し続けてきた。
しかし、このことを自覚しようが、自分に不都合なこと、嫌なことが起きると
自分に都合のいいように現実から逃避して、自分にとって有意義な、価値のある現象が起こったのだ、当り前の物理現象が起こったのではない、と考えてしまう。
あぁ、なんとひ弱な心よ。
人間全般を考えてみても、人間は非常にワンパターンな行動を繰り返しており、
行動の結果は常に同じだ。よって、人間は機械的に表現することができる。
人間が人間を機械で表現するのは、心理的な抵抗が大きい。
機械で表現できてしまうと、人間の尊厳が損なわれるように感じるからだ。
また、人間を物として捉えると、社会生活を円滑に進めることも難しくなる。

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